インフル流行と育児疲れで崩れた姿勢を立て直す|猫背・肩こり・骨盤の重だるさを根本から整える整体戦略

(画像はご利用されるお子様連れで当店をご利用される方の
イメージです。本文記事とは関係ありません。)
「骨盤矯正って、腰だけの話でしょ?」
実は、骨盤(=体の土台)のバランスが崩れると、
膝の外側の張り・首の詰まり・呼吸の浅さ・顔まわりのむくみ感など、
いくつもの不調が“つながって”出てくることがあります。
この記事では、当サロンの施術現場で実際に多いパターンをもとに、
骨盤×呼吸×首肩×膝が連鎖するメカニズムを、
研究・統計も引用しながら専門的に解説します。
※なお、皮膚症状やアレルギー症状については医療領域
(皮膚科・耳鼻科)での評価が重要です。
本記事は医療行為の代替ではなく、
生活・姿勢面からの「サポート視点」で書いてます。
目次
- 骨盤の乱れが「膝・腰・首」に波及する理由
- デスクワーク時代の“固定姿勢”と痛みのエビデンス
- 【施術現場の具体例】鼻づまり・頭重・膝外側の張りが同時に出たケース
- 当サロンの骨盤矯正:整えるだけで終わらせない「維持設計」
- 自宅でできる:30秒×2本の“戻りにくい”セルフケア
- 最後に
- 参考文献・公的情報
1. 骨盤の乱れが「膝・腰・首」に波及する理由
骨盤は、背骨(脊柱)と股関節の“中継基地”です。
ここが前後・左右に傾くと、姿勢を保つために体は無理をします。
- 骨盤が左右どちらかに乗る → 片脚の外側荷重が増え、膝外側?ふくらはぎ外側が張りやすい
- 骨盤が前後に傾く → 腰?背中の筋の緊張が上がり、慢性腰痛リスクが上がりやすい
- 骨盤の安定が落ちる → 上半身は肩をすくめたり、顎が上がったりしてバランスを取る → 首肩の詰まりへ
実際に、腰痛と姿勢(骨盤傾斜など)の関連を扱う近年の
システマティックレビューでは、腰痛群で骨盤傾斜などの
姿勢要素が違い得ることが報告されています。
参考:Postural asymmetry in low back pain ? a systematic review(Taylor & Francis)
さらに、骨盤と背骨の“形の個人差”を表す指標に
関する研究も増えています。
骨盤と腰椎の配列は人によって違い、同じ生活でも
負担の出方が変わるため、
「あなたの体のクセに合わせた矯正」が重要になります。
参考:Relationship between pelvic incidence and hip/pelvic/lumbar motion(PMC)
2. デスクワーク時代の“固定姿勢”と痛みの根拠
「骨盤が歪む理由」は、特別な運動よりも日常の固定姿勢にあります。
座り時間と筋骨格痛の関連を整理したレビューでは、
座位行動が痛みと関連する可能性が示されています。
テレワーク・スマホの普及で、骨盤が固まりやすい環境は加速しています。
参考:Sedentary behaviour and musculoskeletal pain ? systematic review(PMC)
つまり、骨盤矯正は「1回で整えて終わり」よりも、
固定姿勢で戻る力を見越して、呼吸・立ち方・荷重の
かけ方まで再学習する方が合理的です。
3. 【施術現場の具体例】鼻づまり・頭重・膝外側の張りが同時に出たケース
ここからは、施術例をもとに、
よくある“連鎖パターン”を具体例として紹介します。
主な自覚:
・頭が重い(ぼーっとする)
・花粉症を含むアレルギー症状で鼻が詰まりやすい
・膝の痛み、足外側の張り、膝まわりの詰まり感
・腰の不調(坐骨神経への影響を自覚)
・首まわりの硬さ・詰まり感、顎が上がりやすい/食いしばり傾向
・施術後は足がポカポカし、翌日?数日でスッキリするが、施術当日は眠気・だるさが出ることがある
このケースの“重要ポイント”は、症状の出方がバラバラに見えて、実は一本の線でつながっていること
(1) 外側荷重 → 膝外側の張り
骨盤が左右どちらかに乗りやすいクセがあると、
足は外側で踏ん張りやすくなります。
すると膝外側やふくらはぎ外側が張り、
歩行や階段で「詰まり感」が出やすくなります。
(2) 顎が上がる/食いしばり → 首肩が詰まる
首肩の詰まりと、顎関節(TMD)・食いしばりの
関連は研究でも注目されています。
近年の解析では、顎関節症と首肩痛の関連を示唆する報告があります。
参考:Temporomandibular disorders & neck/shoulder pain associations(PMC)
(3) 鼻づまり → 呼吸が浅い → 体が抜けない
鼻呼吸は自律神経(副交感神経)に影響し得ることが
報告されています。
鼻が詰まると口呼吸になり、胸郭が固まり、首肩の緊張が
抜けにくくなる…という流れは臨床でもよく見ます。
参考:Acute nasal breathing and parasympathetic contributions to HRV(American Journal of Physiology)
(4) 施術当日の眠気・だるさ → “変化に適応しているサイン”の場合がある
施術後に一時的な眠気・だるさが出て、
その後スッキリするタイプの方は、呼吸・循環・筋緊張の
再調整が起きている可能性があります(
もちろん体調不良が強い場合は無理せず休息・医療相談を優先)。
(5) アレルギー症状は「医療が基本」+姿勢・呼吸・睡眠の土台で“ぶれにくくする”
アレルギー性鼻炎は日本でも重要な健康課題で、
国内ガイドラインも整備されています。
治療方針は医療で決めつつ、整体では「鼻呼吸がしやすい姿勢」
「睡眠の質」「首肩の過緊張」など、生活面の土台づくりを狙います。
参考:Practical guideline for the management of allergic rhinitis in Japan 2024(Allergology International)
4. 当サロンの骨盤矯正:整えるだけで終わらせない「維持設計」
骨盤矯正の落とし穴は、「整ったのに戻る」こと。
上のケースでも「柔らかくなりすぎて姿勢が崩れやすい」
自覚がありました。
そこで当サロンでは、骨盤だけを押す・鳴らすような
単発型よりも、次の“維持の仕組み”を重視します。
- 外側荷重のクセをチェックし、内側(内転筋など)を使える立ち方へ誘導
- 呼吸に合わせた脱力(吐いた後に力が抜ける練習)を施術中から反復
- 頸部・顎・胸郭の可動を整え、鼻呼吸が入りやすいポジションへ
- 枕高さの見直し(後頭部を高くしすぎない)で、首の詰まりを戻しにくく
呼吸系の介入(横隔膜呼吸など)については、
レビューで健康効果が整理されつつあります。
整体の現場でも、骨盤を整えるだけでなく、
呼吸とセットにすると“戻りにくさ”が変わるケースが多いです。
5. 自宅でできる:30秒×2本の“戻りにくい”セルフケア
施術効果を最大化するために、「初心者でも安全に」できるセルフケアです。
痛みが強い場合は中止し、必要に応じて医療機関に相談してください。
(A)体側ストレッチ:骨盤?肋骨の“詰まり”をほどく(30秒)
- 仰向けで膝を立てる
- 体側(脇腹)をゆっくり伸ばす姿勢を作る
- 痛みが強い側から30秒キープ(呼吸は止めない)
(B)前屈で流す:もも裏?腰の連動を回復(30秒)
- 無理のない範囲で前屈
- もも裏が伸びる場所で30秒
- 片側でつりやすい方は“伸ばしすぎない”
コツ:「毎日完璧」より「週の合計回数」を増やす方が、
戻りにくさに効きます。夜更かしした日は、短時間だけでもOK。
6. 最後に
「膝外側の張り」「腰の違和感」「首肩の詰まり」
「頭が重い感じ」「姿勢を良くしたい」などが同時にある方は、
骨盤だけでなく呼吸・荷重・首顎まで含めて見直すと早いことがあります。
※皮膚のかゆみ・赤み、強い鼻症状、痛みが急に悪化する場合は、
まず医療機関(皮膚科・耳鼻科・整形外科等)での診断をおすすめします。
整体は診断・治療の代替ではありません。
参考文献・公的情報
- Dzakpasu FQS, et al. Sedentary behaviour and musculoskeletal pain ? systematic review(PMC)
- Sugavanam T, et al. Postural asymmetry in low back pain ? systematic review(Disability and Rehabilitation)
- Du SS, et al. Temporomandibular disorders & neck/shoulder pain associations(PMC)
- Watso JC, et al. Acute nasal breathing and parasympathetic contributions to HRV(AJP Regulatory)
- Kwon CY, et al. The health effects of diaphragmatic breathing: systematic review(Complementary Therapies in Medicine)
- Okano M, et al. Practical guideline for the management of allergic rhinitis in Japan 2024(Allergology International)
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