産後の腰が「痛い」ではなく「重だるい」…抱っこの腕のねじれが、全身の巡りを止めているかもしれません

(画像はご利用されるお子様連れのお客様のイメージです。
本文記事とは関係ありません。)
「腰はずっと不調なわけじゃない。でも、なんとなく重い」
「抱っこが長くて、背中が硬く盛り上がる」
「手首?前腕が詰まる感じ、しびれっぽい感じがある」
「右側だけ、むくみやすくて触るとつらい」
今回の施術中、こうした言葉が何度も出てきました。
この記事では、よくある「腰だけの対処」では説明しきれない、
抱っこ由来のねじれと循環の停滞が、腰の重だるさに波及する流れを、
施術中の実例をもとに分かりやすく整理します。
「腰が痛い」より「腰が重い」…産後に多い“支え不足”のサイン
施術前のお客様は、腰に強い不調が常時あるわけでは
ありませんでした。ところが、
骨盤がゆるく、外側へ体重が流れやすい(支えきれない)状態が
出ていました。
このタイプは、腰が固くて痛いというより、
土台がふわっとして支えづらく、結果として重だるさが出る
ことがよくあります。
特に育児中は、抱っこ・中腰・片手作業が増え、無意識に
“外へ逃げる姿勢”が定着しやすいのが特徴です。
今回の鍵:腰の重だるさの裏に「腕のねじれ」と「右側の詰まり」がいた
今回、腰の訴えと同じくらい重要な材料として
出てきたのが次の3点です。
- 腕のねじれが強い(肘の詰まり、前腕?手首が硬い)
- 手首?前腕のしびれ感・詰まり感(腱鞘炎様の訴えも)
- 右側が特にむくみやすく、触ると痛い(流れが詰まりやすい)
抱っこは「腕だけ」の仕事に見えて、
実は肩甲帯(肩甲骨まわり)?背中?骨盤を
まとめて使います。
ところが腕がねじれたまま抱っこが続くと、
肩が前に巻き、背中が盛り上がり、
胸?腋?肘?手首へ続く“通り道”が狭くなりやすい。
その結果、上半身は詰まり、下半身は外側へ流れ、
腰は「痛み」ではなく重さとして感じやすくなります。
施術前に見えていた“連鎖”を言い換えると
施術前の情報を、日常の言葉に翻訳すると、
こう整理できます。
- 抱っこ・寝不足・緊張が続く → 肩が内に巻き、背中が固まる
- 腕が外にねじれたまま → 肘から下が硬く、手首が詰まる
- 右側が詰まりやすい → むくみやすく触ると痛い
- 骨盤がゆるく外へ流れる → 腰が支えづらく、重だるい
- 足が硬い・足裏が張る → 下からの衝撃を逃がせず全身が固まる
「腰だけ揉む」「手首だけ冷やす」では戻りにくいのは、
この連鎖があるからです。
施術後に起きた変化:体が“通る”と、重さが抜け始める
施術後、お客様の体感として次の変化が出ました。
- 肩の可動域が増え「肩が上がる」「左右の高さが変わる」を体感
- 耳後ろ?頭の張りが軽くなり、循環が上がった感覚
- 前腕?手首の張りが軽くなり、ねじれの一部が整って「ズレが取れた」感覚
- 骨盤が外へ流れる感じが中央へ寄り、ウエスト・ヒップが小さくなる感覚
- 全体として“重さ”が抜け、動きやすさが上がる
ポイントは、強い刺激で「一気に流す」ではなく、
痛みが出ない強度で、詰まりをほどき、通り道を作ること。
右側が痛みやすい場面では、圧を調整しながら進める
やり取りもありました。
次回以降の方針:腰の重だるさは「骨盤+通り道+足裏」で再発しにくくする
今回、次回以降の施術で行う内容は、次の通りです。
- 骨盤矯正の継続:外側へ流れる荷重を中央へ戻す(骨盤ベルトの適正締めも)
- 背中?肩甲帯:盛り上がる背中と巻き肩をほどく
- 腕?手首のねじれ:肘の詰まり・前腕の硬さ・手首の循環を整える
- 右側の詰まり対策:鎖骨下・腋・肘・手首の流れを重点的に
- 足裏の張り:ふくらはぎ?足底を緩め、土台から硬さを抜く
腰の重だるさを「腰単独の問題」にしないことが、
再発しにくさにつながります。
家でできるセルフケア:抱っこ後の“3点リセット”
忙しい育児中は、長い運動より「短いリセット」が
現実的です。無理のない範囲で行ってください。
1)骨盤ベルトは「つけっぱなし」より、こまめに締め直す
- ゆるんだまま長時間より、短時間でも“位置を戻す”意識
- 締めすぎは逆効果。苦しくない範囲で
2)抱っこ後:胸を開くストレッチ(20秒×2)
- 肩を後ろに引きすぎず、鎖骨の下がふわっと広がる感覚
- 首をすくめない(肩は下げる)
3)前腕の“軽い回内外”でねじれをほどく(10回)
- 肘を体側に寄せ、前腕だけをゆっくり回す
- 痛みが出る範囲は避ける(無理に回さない)
+余裕があれば:足裏ほぐし(30秒)
- 足底を軽く押す/転がす程度でOK
- “突っ張る感じ”が強い日は、やりすぎない
注意:しびれが強い・痛みが増す場合は医療機関へ
この記事は一般的な情報であり、
診断を目的としたものではありません。
次のような場合は、早めに医療機関へ相談してください。
- しびれが強くなる、範囲が広がる
- 握力低下、力が入りにくい、感覚が鈍い
- 安静でも痛みが増す、夜間に強く痛む
まとめ:「腰が重い」日は、腰だけ見ない。腕のねじれと“右の詰まり”をほどく
今回のケースでは、主目的は腰の重だるさでした。
しかし施術中の会話から、抱っこで蓄積した背中の硬さ、
巻き肩、腕のねじれ、手首?前腕の詰まり、
そして右側のむくみが同時に存在していました。
腰の重だるさを軽くしていくために大切なのは、
骨盤を整えることに加え、上半身の“通り道”と、
足裏の硬さも一緒にほどいていくこと。
「痛いところだけ」から卒業して、
体全体の流れを取り戻す――
それが、育児中の体を楽にする近道です。
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