産後の骨盤ケアは「知識」より「続く仕組み」。エビデンスを暮らしに落とす“教える人”のつくり方

(画像はご利用される骨盤エクササイズイベントのイメージです。
本文記事とは関係ありません。)
産後の体は、時間が経てば自然に戻る
――そう言い切れない現実があります。
抱っこ・授乳・睡眠不足・同じ姿勢の積み重ねで、
骨盤まわりや腰、肩がつらくなるのは珍しいことではありません。
この記事は、研究・ガイドラインを根拠にしながら、
「産後ケアを続けられない」問題をどう解くか、
そして解決役としての骨盤エクササイズインストラクター
という道についての記事です。
1)最初に押さえるべき「産後ケアの3つのギャップ」
ギャップA:困っているのに相談できない
産後の腰〜骨盤まわりの痛みは一般的ですが、
研究では「相談したい人は多いのに、実際に相談する割合が低い」
というギャップが報告されています。
ギャップB:情報は多いのに、続かない
産後ケア情報は溢れていますが、忙しさの中で
「継続できる形」に落とすのは難しい。
続かない理由の多くは意志の弱さではなく、
設計不足です(時間・場所・中断の前提がないなど)。
ギャップC:運動は必要でも、怖くて始められない
「動かして悪化しない?」「やり方が合ってる?」
という不安が、行動のブレーキになります。
ここで大切なのは、強度ではなく安全な導入です。
2)根拠:産後の身体活動は“可能な範囲で”推奨されている
産後の運動は「ゼロか100か」ではありません。
WHOの身体活動ガイドライン(2020)では、
妊娠中・産後の個人について、可能な範囲で身体活動を
行い、座りっぱなしを減らすことが推奨されています。
参考(WHO)
WHO:Guidelines on physical activity and sedentary behaviour(2020)
さらに、ACOG(米国産婦人科学会)も、
妊娠〜産後の運動について臨床ガイダンスを提示しています。
参考(ACOG)
ACOG:Physical Activity and Exercise During Pregnancy and the Postpartum Period(2020)
つまり、産後ケアで重要なのは「一気に頑張る」ではなく、
生活の中で再現できる運動を、安心して続けられる形にすることです。
3)根拠:骨盤底筋トレーニング(PFMT)は女性の尿失禁で重要視されている
産後は骨盤底筋のコンディションが気になる方も多い領域です。
PFMTは、女性の尿失禁に対する重要な選択肢として
Cochraneレビューでも扱われています。
参考(Cochrane)
Cochrane:Comparisons of approaches to PFMT for urinary incontinence in women(2024)
ここでインストラクターが提供できる価値は、
「難しい理屈」よりも力みすぎない・呼吸を止めない・続く頻度へ
落とし込む翻訳力です。
4)自社データで見る「いまママが探している言葉」→クラス企画に直結
ここからは、当サイトの
Google Search Console(直近28日)から、
検索で実際に使われている言葉を抜粋し、
“骨盤エクササイズのクラス企画に変換する”視点で整理します。
| 検索語(例) | 表示回数 | クリック | 平均順位 | 企画へ落とす言い方(例) |
|---|---|---|---|---|
| 子連れ 整体 | 72 | 3 | 7.57 | 「子どもが途中で泣いてもOK」骨盤ゆるめ30分 |
| 赤ちゃん連れ マッサージ | 45 | 2 | 8.24 | 抱っこ・授乳の“こり”を増やさない動き |
| 産後 整体 | 47 | 1 | 7.15 | 産後の体を「戻す」より「支える」骨盤ケア |
| 天王町 骨盤矯正 | 74 | 0 | 9.72 | 通いやすさ×続けやすさで選ぶ骨盤ケア |
この表のポイントは、専門用語よりも
生活の言葉(子連れ/産後/肩こり)で探されていること。
インストラクターとして最初の企画は、難しく作るより
「検索で使われている言葉」をそのまま借りた方が伝わります。
5)“教える人”がやるべきことは、科学を暮らしに翻訳すること
研究やガイドラインが示す方向性は、かなり一貫しています。
・無理のない範囲で身体活動
・継続が大切
・個別性(体調・分娩状況)を尊重
でも、それを産後の現場に落とすとき、
ママが欲しいのはこういう情報です。
- 今日やるなら何分?
- 子どもが泣いたらどうする?
- 痛みが出たらどこまで行う?
- 続かなかった週の次の週はどう再開する?
この「具体策」を整えてあげるのが、インストラクターの仕事です。
6)骨盤エクササイズインストラクター養成講座という近道
ただ、骨盤ケアの指導の実務で一番つまずくのは、
「ケアの伝え方」や「ケアの安全設計」「再現性のあるケア方法」です。
骨盤エクササイズインストラクター養成講座では、
- 事前動画で骨盤ケアの理論を押さえ
- 会場で骨盤ケアの実技を学び
- 修了課題で「骨盤ケアを人に伝える形」に落とし込めます
講座の内容・費用・日程を確認する
参考リンク(研究・ガイドライン)
- WHO(2020)身体活動ガイドライン(妊娠中・産後を含む)
- ACOG(2020)妊娠中・産後の運動ガイダンス
ACOG:Physical Activity and Exercise During Pregnancy and the Postpartum Period
- Cochrane(2024)PFMT(尿失禁)レビュー
Cochrane:Comparisons of approaches to PFMT for urinary incontinence in women
- 産後の腰〜骨盤痛「相談ギャップ」に関する研究(概要ページ)
ScienceDirect:Gap between prevalence and consultation rate for postpartum lumbopelvic pain
本記事は一般情報であり、診断や治療を目的としたものではありません。強い痛み・しびれ・発熱などがある場合は医療機関へご相談ください。
