「むくみ」と「骨盤」はつながっている|整体の現場で見えた“詰まり”の正体と、骨盤エクササイズ指導者という仕事

(画像はご利用される骨盤エクササイズイベントのイメージです。
本文記事とは関係ありません。)
「夕方になると脚がパンパン」「全身が張って、
動かすとどこかが詰まる感じがする」──。
Google検索でも、横浜・保土ヶ谷エリアは
肩こり/整体/骨盤矯正などの悩みがとても多い一方で、
実はその裏に“むくみ(循環)×骨盤”が絡んでいるケースが
少なくありません。
この記事では、整体の現場でよくある具体例をもとに、
骨盤を「骨」だけでなく「循環のハブ」として捉える視点を
紹介します。
さらに、近年の研究や社会の動きから見える
産後ケア・女性の健康を支える「指導者」ニーズにも触れ、
最後に学びの選択肢をご案内します。
結論:骨盤は「姿勢」だけでなく「流れ(循環)」の要所
骨盤まわりは、股関節・腰・骨盤底など複数の構造が密集し、
日常のクセ(座り方、歩き方、呼吸の浅さ、運動不足など)で
筋膜・筋肉の機能が落ちやすいエリアです。
この機能が落ちると、痛みが出る前にまず
「張る」「詰まる」「むくむ」という体感が出やすくなります。
つまり、骨盤は“姿勢の土台”であると同時に、
「流れのボトルネック」になり得る場所です。
【整体の現場例】「むくみ」と「詰まり」が同時に起きていたケース
ここからは、施術中の会話・所見をもとにした具体例です
(個人が特定されないよう内容は整理・一般化しています)。
来店目的:むくみと全身の張りがつらい
- 主な悩みは「むくみの改善」「全身の張り・詰まりの解消」
- 運動はほぼしておらず、ストレッチは「やると違いを感じる」
- 左右差があり、片側の腰〜骨盤まわりが特に張りやすい
施術前の状態:柔軟性はあるのに“流れ”が悪い
- 身体の柔らかさはあるが、全体にむくみがあり、一部はパンと張っている
- 腰まわりが固まり、動かすと「詰まる感じ」が出る
- 押すと痛いポイント(圧痛)があり、強圧は避けたい
施術の方針:強く押すより「角度誘導×呼吸同調」で可動性を戻す
このケースでは、痛みのある部位に対して「ギューッ」と強く押すのではなく、
手掌で接触しながら角度を誘導して呼吸に合わせてゆるめる、
ソフトな可動促進を選択しました。
施術後の変化:体感がすぐ変わる“むくみタイプ”
- 「だいぶ違う」「痛くない」と体感が明確に変化
- 可動が進み、詰まり感が軽減
- 顔まわりの印象(目が大きく見える)=むくみや血行が変わった示唆
- 一方で、腰部と左右差は“改善余地あり”として次回の課題に
ポイントは、「骨盤の位置」だけを見ていないことです。
下肢(足〜ふくらはぎ〜膝裏〜太もも)から骨盤へ、
還流(戻り)を促す視点を持つと、
むくみタイプは結果が出やすくなります。
研究の話:骨盤底は“出産”の影響を強く受けやすい
骨盤の話で見落とされがちなのが、骨盤底(骨盤底筋群)です。
妊娠・出産は骨盤底に大きな負荷がかかり、
尿失禁などの症状につながることがあります。
国内のリハビリ領域の解説でも、女性の骨盤底障害の
主要因として妊娠・出産が挙げられています。
また、尿失禁への対策としては、骨盤底筋トレーニング
(PFMT)が推奨されており、Cochrane(コクラン)の
レビューでもPFMTが推奨治療として整理されています。
さらに近年は、尿失禁が産後うつとの関連を示唆する研究も
報告されており、身体の問題がメンタル面にも影響し
得ることが示されています。
つまり、骨盤まわりの不調は「我慢」ではなく、
知識と継続の支援が重要ということです。
データ(検索傾向)から見える「いま求められている切り口」
当サロンの検索データでは、地域名とセットで次の悩みが特に多く検索されています。
| 検索されやすい悩み(例) | 背景として多い体感 |
|---|---|
| 肩こり・腰痛・整体・骨盤矯正(地域名付き) | 「張る」「詰まる」「むくむ」「左右差がある」「運動不足」 |
| 子連れ・産後 | 継続しづらい/セルフケアが続かない/情報が多すぎて迷う |
ここで重要なのが、検索される言葉は「肩こり」「腰痛」「整体」でも、
現場では“骨盤を含む全身の流れ”が関わっているケースが多いこと。
今日からできる:むくみタイプの人向け「3分・骨盤スイッチ」
※医療行為ではありません。痛み・しびれが強い、産後直後など
不安がある場合は、医療機関や専門家にご相談ください。
@ ふくらはぎポンプ(30秒)
- 椅子に座り、かかとを床につけたままつま先を上下
- ポイント:呼吸を止めない/力まない
A 股関節の屈伸(60秒)
- 立位で片脚ずつ、膝を軽く上げ下げ
- ポイント:骨盤がグラグラしない範囲でOK
B 骨盤の前後傾(60秒)
- 椅子に座り、骨盤を「前に倒す→戻す」をゆっくり
- ポイント:背中で頑張らず、骨盤の動きで
C 仕上げ:呼吸で“脱力”(30秒)
- 鼻から吸って、口から細く長く吐く
- ポイント:吐く息で、骨盤底がふわっとゆるむイメージ
この3分で、いきなり痛みが消えるという話ではありません。
ただ、先ほどの現場例のように「詰まり感」「張り」「むくみ」が
強い人は、“流れが動き出す”だけで体感が変わることがあります。
続かない理由は「意思」ではなく“仕組み”の問題
研究でも、PFMT(骨盤底筋トレ)の効果は整理されている一方、
継続(アドヒアランス)が結果に影響する点が
繰り返し示されています。
現場でもよくあるのが、次の3つです。
- やり方が不安:合っているか分からずやめる
- 強くやりすぎ:痛みや違和感で中断する
- 日常に組み込めない:「時間ができたら」と思って消える
だから、産後ケアや女性の体のサポートでは、
「正しいフォーム」+「続けられる仕組み」を
つくれる人が価値を持ちます。
いま「産後・女性のケア」が社会課題になっている
日本では産後ケアの需要が高まり、提供体制や人手不足が
課題として報じられています。
さらに国としても子育て支援を強化する方針を掲げており、
妊娠・出産・産後を支える仕組みは今後も重要テーマです。
こうした流れの中で、「整体」だけでなく
エクササイズを安全に指導できる人、
つまり“生活に落とし込める運動支援者”の役割が
増していくと考えられます。
整体×エクササイズで「再発予防」まで見据える
施術で一時的に楽になっても、生活が変わらなければ元に戻りやすい。
これはサロン側もお客様側も薄々わかっていることです。
だからこそ、整体の現場でよく使う言葉を借りるなら──
「詰まりをほどいて、流れを作って、動ける体にしていく」
その“次の一手”として、日常で再現できる骨盤エクササイズが必要。
この「次の一手」を学び、必要な人に届けられるようになると、
産後ケア/女性の不調/むくみや姿勢の悩みに対して、
より本質的なサポートが可能になります。
学びたい方へ:骨盤エクササイズを「教えられる」人になる
もしあなたが、
- 施術だけでなく、再発予防まで含めてサポートしたい
- 子育て中でも、人の役に立つスキルを身につけたい
- 骨盤や骨盤底を安全に説明・指導できる根拠がほしい
と思うなら、指導者としての学びが役に立ちます。
当サロンの、骨盤の基礎理論から実技までを扱う
「骨盤エクササイズインストラクター養成講座」を
ご案内しています。
この講座が向いている人(目安)
- 整体・リラクなど、対人サポート経験がある(これからでもOK)
- 「強く押す」より、安全に動きを引き出すアプローチが好き
- 地域で、産後や女性の健康を支える活動に関心がある
まとめ:骨盤は「流れ」を変えると、体感が変わる
- むくみ・張り・詰まりは、骨盤まわりの滑走低下や循環の滞りと関係することがある
- 骨盤底のケア(PFMT)は推奨されており、継続を支える仕組みが重要
- 産後ケアの需要が高まる中、運動支援の担い手の価値は上がりやすい
あなた自身や目の前の誰かの「詰まり」を、知識と技術でほどいていく。
その一歩として、学びの選択肢を見てみてください。
