肩こりの出口は肩甲骨、入口は骨盤|「上半身の詰まり」をほどく整え方と、続けられる体の作り方

(画像はご利用される骨盤エクササイズイベントのイメージです。
本文記事とは関係ありません。)
「肩甲骨まわりがバリバリで硬い」
「胸から脇が詰まって息が浅い気がする」
この訴えは、保土ヶ谷・天王町周辺のご相談で非常に多い印象です。
先に結論:肩甲骨の硬さは「肩だけの問題」では終わらない
肩甲骨は、背中の上に“浮いている骨”のように動きます。
ところが、胸の前(胸筋)や脇、背中(広背筋など)が
固くなると、肩甲骨が動きにくくなり、結果として
- 首から肩のこり
- 胸まわりの詰まり感
- 呼吸の浅さ
- 腕の上げにくさ
が起こりやすくなります。
そして、ここで見落とされやすいのが
「腰と骨盤の代償」です。
肩甲骨が動かないと、荷物を持つ、振り向く、
抱っこをする、といった日常動作で、
背中や腰が余計に頑張らなくてはいけなくなります。
【整体の事例】「触れないほど硬い肩甲骨」から「動ける体」へ
以下は施術中の事例をまとめたものです。
来店の目的:肩甲骨の硬さをほどいて、上半身の詰まりを軽くしたい
- 肩甲骨まわりが「バリバリで硬い」
- 胸から脇にかけて詰まり感があり、体液や血の流れが滞っている感じがする
- 「体が動いていない感覚」をなくし、動ける体に整えたい
- 前払い券を継続し、定期的に通って維持・改善したい
施術前:深部に入れないほど硬く、上半身の流れが悪い
- 肩甲骨の内側に、硬い“こりのかたまり”があり、触れにくい
- 肩の硬さが強く、胸まわり?脇の詰まり感がある
- 整体師側から、「この硬さは腰のつらさにつながることがある」と説明し共有
施術後:「ゴリゴリが触れる」状態になり、動きが出た
- 「だいぶ柔らかくなった」「動きが良くなった」と変化を自覚
- 深部に触れられるようになり、肩甲骨の可動が増えた
- 上半身の詰まり感が軽くなり、全体が「すっきり」
ここで大事なのは、肩甲骨だけを押し続けるのではなく、
胸・脇・背中のつながりをほどき、
肩甲骨が“勝手に動ける余白”を作った点です。
なぜ骨盤が関係するのか:肩甲骨と骨盤は「ねじれ」でつながる
肩甲骨と骨盤は離れて見えますが、体は一枚の
膜(筋膜など)や連動で動くため、
どこかが固まると別の場所が代わりに動きます。
実際に、骨盤の傾きが肩の動き(肩の上げ下げなど)に
影響しうることを調べた研究もあります。
参照(骨盤の位置が肩の可動に与える影響):https://pmc.ncbi.nlm.nih.gov/articles/PMC11740702/
また、胸の丸まり(胸椎の丸まり)を正す運動が
肩甲骨の位置に影響した、という報告もあります。
参照(胸椎の伸展運動と肩甲骨の位置):https://pmc.ncbi.nlm.nih.gov/articles/PMC5857448/
つまり、肩甲骨の硬さが強い人ほど、
- 胸が丸い
- 肋骨が動きにくい
- 骨盤が前に倒れたまま、または後ろに倒れたまま
といった“全身の形”が絡み合い、肩だけをどうにかしても戻りやすくなります。
検索されやすい悩みと、当店のお客様の実例
| よく検索される言葉(例) | 現場でよく一緒に出てくる体感 |
|---|---|
| 骨盤矯正、肩こり、整体(地域名つき) | 肩甲骨の硬さ/胸の詰まり/呼吸の浅さ/腰の負担 |
| 子連れ、産後 | 抱っこで前かがみ/脇が詰まる/背中が張る/戻りやすい |
自宅でできる:入浴後に三分「胸から脇へ、やさしく流す」
※強い痛み、しびれ、発熱、急な悪化がある場合は医療機関へ。
ここでは日常の手入れとしての方法を示します。
一、胸の上をゆるめる(約一分)
- 鎖骨の下あたりを、指の腹でゆっくりなでる
- 強く押さない(皮膚が少し動く程度)
二、脇へ向けて流す(約一分)
- 胸の外側から脇の下へ、上から下へではなく胸から脇へ向けてなでる
- 入浴後の温まった状態が向きやすい
三、肩甲骨を動かす(約一分)
- 壁に手をつき、肘を軽く曲げたまま胸を前へ出し、戻す
- 肩に力が入ったら中止し、呼吸を整えてから再開
戻りやすい人ほど「骨盤の小さな動き」を足す
肩甲骨の硬さが強い人は、上半身だけ整えても戻りやすいことがあります。
そこで、最後に骨盤の小さな動きを加えます。
椅子で骨盤の前後(約一分)
- 椅子に浅く座る
- 骨盤を前に倒す→戻す、を小さく繰り返す
- 背中で反らず、骨盤の動きだけで
骨盤の位置と肩の動きの関係を示した研究もあるため、
肩甲骨の手入れと合わせて行うと“戻りにくさ”の助けになります。
参照:https://pmc.ncbi.nlm.nih.gov/articles/PMC11740702/
「肩だけ」ではなく「全身」で整えると、腰の不安も減りやすい
この事例では、整体師が
「肩甲骨の硬さが腰のつらさにつながる可能性」
に言及し、次回以降は
- 肩甲骨まわりの可動を保つ施術
- 胸筋群・脇の詰まりへの手当て
- 首肩の圧痛点への調整
- 腰と骨盤の軽い可動調整(予防)
- 入浴後の手入れの継続
を組み合わせ、前払い券を活用して通院間隔を詰め、
戻りにくい状態を作る方針になりました。
骨盤エクササイズインストラクターという選択:骨盤から全身を読み、日常の不調を予防する指導へ
肩甲骨の硬さは、ただ「ほぐす」だけでは戻りやすいことがあります。
骨盤を含めて全身を見立て、家で続けられる動きを組み立てると、
予防の質が上がります。
当店では、骨盤の理屈と骨盤エクササイズを体系的に学べる講座
もご案内しています。
まとめ
- 肩甲骨の硬さは、胸・脇・背中の詰まりと一緒に起こりやすい
- 肩甲骨が動かないと、腰や骨盤が代わりに頑張りやすくなる
- 骨盤の位置が肩の可動に影響しうる研究がある:https://pmc.ncbi.nlm.nih.gov/articles/PMC11740702/
- 胸椎の姿勢と肩甲骨の位置の関係を示す報告がある:https://pmc.ncbi.nlm.nih.gov/articles/PMC5857448/
- 入浴後の「胸から脇へ、やさしく流す」手入れは続けやすい
肩こりを「肩」だけで終わらせず、肩甲骨から骨盤まで一本につなぐと、戻りにくい整え方が見えてきます。
